こんにちは、女将です。
ようやく秋の到来ですね。
1日から女将は音楽に触れました。
ご縁があって、女優生活50周年の吉沢京子さんのライブに行ったのですが、美しいピアノの響きと吉沢さんの
愛らしい歌声に自然と涙が出たのです。
こんな感情がまだ自分の中に残っていたことにびっくりしました。
21日から花見小路の「小西ギャラリー」で元永紅子さんのジュエリーアート作品を楽しみたいと思います。
本屋さんに久々に行くと待ち構えてたように秋の京都本が所せましと置いてます。
女将の知ってるお店がたくさん載っていました。
残念なことにみずおかは載っていません。
大将の方針?
でも地図にも載ってないのには笑えます。
そこで、女将は20年前の1枚の絵を思い出しました。
思いっきり飛んじゃう話ですが、文化の秋繋がりということでお許しください。
みずおかのカウンターの後ろに琵琶湖の四季を描いた大きな箔画が掛けてあります。
偶然通りかかった三条寺町のギャラリーで個展をひらいていた先生にお願いして、滋賀県の瀬田のお店の開店記念に
作っていただいたものです。とても評判が良く、気に入ってる作品です。
その時、その個展の中に忘れられない1枚の箔画がありました。先生のお弟子さんの作品でした。
「すずめのお宿」と題された箔画は、竹藪の中にすずめを描いた作品でした。
詳しく覚えているはずもないのですが、ぼんやりとしたシチュエーションと、その題名がずっとお店の箔画と共に
心から消えないのです。欲しいと言いそびれ、買えなかった絵です。
外国人観光客に通りを占拠される中、同じお客様が続けて3か月も入れない満席の日もあれば、取り残されたような
入り口を隠されたような、そんな日もあり、でも時折迷い込むように縁のある新しいお客様が入ってくる・・・
本当に、まるですずめのお宿のようです。
あの絵にもう一度会いたいと寺町を通るたびにそう切に願っている女将です。
秋はやはり、文化に親しみ美味しいものを食べ、良いエネルギーを充電したいものです。
今月はみずおか名物「柿の宝楽焼き」です。
蒸し物は白身魚とホクホクの栗の丹波蒸しです。
デザートはかぼちゃプリンかフルーツ
単品で土瓶蒸し(松茸は岩手産)や煎り銀杏、出汁巻き玉子もあります。
料理の写真をとろうと、インスタ練習してるけれど、まだまだ難しいです。
秋の美味しい御料理と共にお待ちしております。
2017.10.06